
調査ダイジェスト
調査の背景・目的
総務省『労働力調査(※1)』によれば、2010年以降、非正規雇用労働者数は増加傾向にあるが、正社員として働く機会がなく非正規で働いている不本意非正規雇用労働者の割合は、2013年19.2%から2024年には8.7%まで減少している。
本調査は、スポットワークのみに対象を絞り(※2)、スポットワークという働き方を選択している理由は何か、スポットワークにおける不本意非正規雇用労働者の割合および実態を明らかにすることを目的に実施したものである。
※1 総務省『労働力調査(2024年(令和6年)平均結果)』より
※2 『労働力調査』でいう非正規雇用労働者には、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員等が含まれている。
結果サマリー
1.スポットワークを選択する理由
- スポットワークを選択する理由は「自分の都合の良い時間に働きたいから」が60.8%と最多であり、2024年調査(58.7%)から2.1pt増加している。
- スポットワーカーにおける不本意非正規雇用労働者の割合は4.5%であり、2024年調査(4.2%)から0.3pt増加している。
- スポットワーカーにおける不本意非正規雇用労働者割合は、男性(3.9%)よりも女性(5.6%)の方が1.7pt高い。
- 年代別の割合だと、60歳以上(10.4%)が最も高く、次いで30代(8.2%)、50代(6.0%)と続く。
2.スポットワーカーの職業
- スポットワーカーに職業を聞いたところ、正社員が47.1%、次いでパート・アルバイトが18.6%であり、「スポットワークのみ」と回答した人は1.8%であった。
- ほとんどの働き手が正社員職やパート・アルバイト職などと兼務しており、これがスポットワークにおける不本意非正規雇用労働者の割合を押し下げる要因となっている。
3.スポットワークを通じて得られた価値
- 「スポットワークを通じて実現できた/実現できていること」として、金銭的な側面以外に、「気分転換(13.7%)」や「これまで働いたことのない業種の経験(9.9%)」、「人との交流(8.3%)」などの魅力を実感している者が一定数存在する。
4.長期採用・正社員への意向
- 不本意ながらスポットワークを活用していると回答した人のうち、勤務を通じて良い職場に出会えた場合に長期就業を希望する人は35.7%であった。
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※本データを引用する際は、「スポットワーク研究所」を出典として明記してください。